飴色染まり 優しく唄う森で
出逢う二人を包む木枯らし
そっと繋がる物語
紅葉に隠れ 震える黄金の色
胸に抱いて子守の唄を
栗色の目が不思議そう
幾重も駆けて 生きる時の中で
小さな絆が此処に生まれ
花香る風 想い巻き上げて
夕陽が照らす宝、一会
数多の時が 移ろい過ぎてゆけば
白い大地に残る足跡
じっと待ってる黄金の子
紅葉に隠れ 震えたあの日遠く
夢に願うは姫の子守よ
ずっとは続かぬ物語
幾重も駆けて 生きた時の中で
知るは悠久叶わぬ想い
小さき姫は やがて大人になり
温かな日々、小箱の中
狐は駆ける 声無き声上げて
追いかけてただ追いかけて
白無垢姿 変わらぬ面影の
姫は嫁入り、お別れの時
夕陽と泣き しあわせ 願う